posted on 2014年5月31日土曜日

【映画】藁の楯 「幸の清丸(さすけ)」はクズじゃなく天使です!




のぞむ
「いやあ、面白かったね。藁の楯。」


博士
「思わずTwitterのタイムラインを『クズ』で埋めてしまったわw」


おかだ
「藤原竜也のクズっぷりな。アレに尽きるわなww」


のぞむ
「なんか意外と低評価だったんだよね。酷評って表現もあったし。昨年の映画の割に、あんまり話題になった記憶も少ないんだよね。」


博士
「設定がちょっとトンデモな感じじゃったからな。日本じゃあんなんありえんとか、奇をてらいすぎとか。カンヌでの低評価がそのまま酷評に繋がった感もあるかもしれんな。」


おかだ
「エンターテイメントとしてはええんやで。デスノートにしたって、人殺しとか倫理やなくて、エンターテイメントとしての頭脳戦やって作者も言ってたし。展開はジョジョの第五部っぽかったけどなw」


のぞむ
「ビーバップ・ハイスクールの作者の原作なんでしょ? 確かにマンガみたいな展開と言われればそんな気もするけどね。」


博士
「列車で刺客(?)が襲ってくるシーンは、スタンド使い混じってそうじゃったもんなww」


おかだ
「列車と言えば、プロシュート兄貴のグレイトフル・デッドやでw みんな老衰や!」


のぞむ
「前半はスピード感があったよね。生意気な若造、心を打たれたと思ったらすぐ死んじゃったし。」


博士
「伊武雅刀が悪い人かと思ったんじゃがな。あの人たまにいい人も演じるからなw」


のぞむ
「岸谷五朗はまあ予想どおりだよね。なんか矛盾もありそうでツッコミどころはあるんだろうけど、結局金ってことで片付けられる小物感ww」


おかだ
「大沢たかおの『おかしいな、奥村さん。あんたの話、金のところだけ言い訳がましく聞こえるよ』は、カッコよかったな。」


博士
「大沢たかおと藤原竜也はどっちも素晴らしかったな。話自体がトンデモでも、しっかり演じる役者がおれば引き込まれるもんじゃ。」


のぞむ
「あの微笑んだようなやさしい冷静な感じがいいよね。松嶋菜々子が撃とうとしたときの冷静な説得とかカッコいいし、その菜々子が殺されたあとの感情の高ぶりをクズ藁竜也に向けるシーンとかも迫力あったし。」


おかだ
「松嶋菜々子をオバサン臭いとか、反町も激おこですわwww」


のぞむ
「息子っちは菜々子についていかずに、反町とVOXYで男旅に出れば良かったのにねえw」


博士
「これこれ、脱線してきておるぞw」


おかだ
「脱線ついでやと、山崎努な。あの人もいい人悪い人出来るが、老いぼれた役は絶品やな。そりゃ一部に死亡説も出るわww」


のぞむ
「藤原くんに10億かけるなら、青島野球部を存続させられるのにねw」


博士
「『蜷川』って役名も微妙じゃよな。藤原竜也が絡んでおるし、蜷川幸雄を想像するよな?」


おかだ
「蜷川幸雄『竜也、オレが蜷川役で藁の楯の舞台やるぞ!』とか言われたら、さすがの藤原くんもビビるやろなあwww」


のぞむ
「藤原竜也『マジで止めてください。先生、マジで殺す気でしょ?』とか言ってそうww」


博士
「それだけ蜷川って名前の重みはあるがw、山崎努はさすがに存在感はあったよな。」


のぞむ
「今じゃ野球を愛す好々爺だけどねw」


博士
「じゃ、そろそろストーリーの話に・・・」


のぞむ
「あ、もうひとつ。『清丸』について。」


おかだ
「さすけの血統書の名前が『幸の清丸』なんやな。」


さすけ
「でもぼくはクズじゃありませんよ。」


博士
「お、さすけ!久しぶりじゃの。ここではお前はしゃべれるんじゃったな?」


さすけ
「博士がそういう装置を作ってくれたんじゃないですか。」


おかだ
「なんや知らん設定やなw ま、さすけがしゃべってくれればそれでええんやで。」


さすけ
「すまんな。」


のぞむ
「さすけはクズじゃなくて天使だもんね!」


博士
「さすけの居場所はほぼ変わらんからな。刺客が殺到するぞいw」


おかだ
「清丸(さすけ)を守るんや!」


のぞむ
「けど、10億・・・」


博士
「コラ!機動隊みたいなことを言っとるんじゃない!」


のぞむ
「いや、もちろん冗談ですよw けど、自分は捕まっても家族にお金を残したいって人が殺しに来るって設定はトンデモだけどちょっと納得するところはあるよね。」


おかだ
「仕事やから守るってのも、理屈じゃそうやけどなかなか出来んことやで。」


博士
「後々を考えたら、そのお金で問題が解決するわけはないことは分かりきっておるんじゃがな。その狂気に乗せるだけの10億じゃし、新聞の全面広告じゃったな。」


のぞむ
「全面広告で人のアップが載ってるだけでドキッとするよねw」


おかだ
「なんか清丸が悪い人なのに、10億に踊らされてみんな悪い人達に見えたもんな。」


博士
「清丸がそういう人達に押されることないクズなのが見事じゃよな。」


さすけ
「藤原くんはカッコイイのに面白いし、お芝居もうまいです。」


のぞむ
「そうだよね。清丸が中途半端だったらみんな悪い人でグダグダになりそうだもんね。」


おかだ
「みんな清丸を許せない気持ちと、人殺しがいいわけないという良心に揺れ動いているのに、清丸自身はブレずにやりたい放題言いたい放題やもんな。」


博士
「人として憎い相手を殺したいと思うか、人として人を殺すことを誰も望んでないと思うか、大沢たかおですら揺れ動いていたもんな。」


さすけ
「犬だってカッとしちゃうことはあるけど、人だって犬だって咬んじゃいけないと思ってますよ。」


のぞむ
「自由に生きるって理想だけど、自分勝手じゃいけないしね。みんな何かを我慢したり周りとうまくやる中で自分のやりたいことをやっているんだよね。」


博士
「言葉にしてしまうと窮屈な感じをうけてしまうが、そういうことじゃよな。どこかで屈折してしまったんじゃろうが、屈折したことが当たり前になってしまうのは怖いよな。」


おかだ
「昨日のテレビじゃ結構カットされとったらしいな。もっとクズ発言もあったらしいでw」


のぞむ
「結構いきなり終わっちゃったもんね。最後、菜々子の息子を迎えに来た人が大沢たかおかどうか分からない感じだったし。『国家の威信』にかけて助かったのかな?それとも反町かな?」


博士
「反町はないw じゃが、急に終わって藤原くんが『MONSTARZ、劇場でお待ちしてます!』って、なあw」


おかだ
「大沢たかお『僕は出てないけどいい映画なんで見てください』とか言ったほうがええんちゃう?」


のぞむ
「ま、MONSTARZも超能力持ちのクズなんでしょ? 人を操ったり、操れない人にキレたりw」


博士
「藤原竜也も難しいクズ役が多いな。それらを上手くこなしているからその評価が上がっちょるが、もっと普通のいい役もたくさんやって欲しいがな。」


おかだ
「『新選組!』の沖田とか、『遺恨あり』とか、時代ものでいい役あるよな。」


のぞむ
「やっぱり蜷川先生の出だから、チャラチャラした恋愛ものは出ないよね。もうちょっと年がいったら大人の恋愛ものとか出るのかな?」


さすけ
「『一回道』、面白いらしいですよ。」


博士
「かなり自由にやっとるらしいな。CSじゃから加入せんと見れんがな。」


おかだ
「やっぱりタツヤ フジワラは自由人やなww」


のぞむ
「やっぱりさすけは天使だね!」



Powered by Blogger.